3月の県内企業倒産状況・負債総額169億円

2015年04月02日 19時45分 ニュース, 経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、先月(3月)県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は7件、負債総額はゴルフ場の大型倒産を含めた169億4500万円にのぼり、3月としては過去10年間で最も多くなりました。

業種別では、建設業5件、サービス業とゴルフ場がそれぞれ1件、地域別では和歌山市4件、上富田町2件、新宮市1件でした。

このうち、上富田町(かみとんだちょう)の株式会社朝日ゴルフクラブは、親会社の経営破たんや景気の悪化などの影響で売り上げや会員数が減少したため、自力での再建を断念し、先月30日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

負債総額はおよそ168億円と推定され、県内のゴルフ場の倒産としては、平成に入って最大となりました。

ことし1月から3月までの県内の負債総額の累計はおよそ176億円にのぼっていて、去年(2014年)1年間のおよそ170億円を超えています。

また県内の1か月の負債総額が100億円を超えたのは、2010年4月以来です。

東日本大震災や円安、人手不足の影響で倒産した企業は有りませんでした。

東京商工リサーチ和歌山支店は、今後の見通しについて「金融機関の貸し出し競争が激化し、融資を受けやすい環境が続いていて、倒産件数が本格的増加に転じる可能性は低いが、中小・零細企業の不況型小型倒産が大勢を占める割合に変わりはなく、今後も景況次第で倒産の増減も考えられる」と話しています。