「学び続ける自由と民主主義」 和大・山本前学長が講演(写真付)

2015年04月29日 19時01分 ニュース

先月末に和歌山大学の学長を退任し、来月から国立大学協会の専務理事となる山本健慈(やまもと・けんじ)前学長が、きょう(4/29)、和歌山市で「学び続ける自由と民主主義」と題して講演し、特定秘密保護法について、「学生の好奇心を抑圧することにつながる」と批判しました。

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これは、和歌山県内の弁護士らでつくる青年法律家協会和歌山支部が、5月3日の憲法記念日にあわせて30年前から毎年、主催している「憲法を考える夕べ」の一環として開いたものです。

きょう午後1時半から和歌山市北出島のプラザホープで開かれた講演会と座談会には、会場いっぱいのおよそ150人が訪れました。

この中で、和歌山大学の山本前学長は、「人間は、好奇心があって学ぶが、競争と評価にさらされた学校教育の中で育ってきたいまの学生は、好奇心から学んでおらず、大学に入学するときも、自分の興味を膨らませながら入ってくる学生は少ない」と述べました。

発言する山本前学長(写真・右から1人目)

発言する山本前学長(写真・右から1人目)

そして、おととし12月に成立した特定秘密保護法について、「人間が学ぶための好奇心を抑圧するもので、疑問を持つ自由や、その疑問に基づき行動する自由を侵害されることになる」と批判しました。

この後、9条ネットわかやま世話人代表の花田恵子(はなだ・けいこ)さんと金原徹雄(きんばら・てつお)弁護士が加わって座談会が行われ、和歌山大学の去年の卒業式で、山本前学長が、特定秘密保護法を学長の立場で批判したことや、東日本大震災の被災地に学生が駆けつけるよう指示したことなどが紹介され、山本前学長が、あらためて当時を振り返り、エピソードを語りました。