三軒・太地町長が自民党会合に出席 くじらの博物館「今後を検討」

2015年05月21日 18時44分 ニュース, 政治, 社会, 経済

イルカの入手方法をめぐる世界動物園水族館協会の会員資格停止問題で、きょう(5/21)、自民党内で意見を聞く会合が開かれ、太地町の三軒一高(さんげん・かずたか)町長も出席しました。

この問題は、日本協会の水族館が、太地町の追い込み漁で捕獲したイルカを入手していることについて、世界協会が、倫理規定違反だとして、日本協会の会員資格を停止し、きょうまでに改善されなければ、除名すると通知していたもので、日本協会の動物園と水族館を対象に、世界協会に残留するかどうかの投票を行った結果、有効投票142票のうち、「残留」が99票、「離脱」が43票となり、日本協会は、世界協会への残留を決めました。

このため、日本協会の会員である水族館は、太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカを入手できなくなり、イルカショーなどの運営に影響が出る可能性があります。

きょうの会合は非公開で開かれ、出席者によりますと、日本動物園水族館協会が、追い込み漁によるイルカの入手を断念し、世界協会に残留すると決めた経緯を説明しました。

また今後、追い込み漁によるイルカを入手し続けるため、協会を脱退する施設が出た場合、協会としてどう支援するか検討すべきだとの意見が出たということです。

出席した太地町の三軒(さんげん)町長は、会合のあとの取材で「協会の決定は残念だが、世界協会と太地町の間に入って、これまで努力してくれた。ただ追い込み漁をやめることはない」と述べました。

また、決定から一夜明けたきょう、くじらの博物館の桐畑哲雄(きりはた・てつお)副館長は、今後も、他の水族館などとともに日本協会との話し合いを持ち、対応を検討する考えを示しました。