広川町の福祉人材養成学校が県の補助金を不正受給

2015年06月10日 20時20分 ニュース, 事件・事故・裁判, 政治, 社会

介護福祉士や社会福祉士を養成している広川町(ひろがわちょう)の学校法人が、和歌山県の補助金およそ122万円を不正に受給していたことがわかり、県は、この学校法人に対して、きょう(10日)付けで、補助金の変換と加算金の納付を命じました。

県・福祉保健総務課によりますと、広川町下津木(しもつぎ)の学校法人「きたば学園」は、2011年の9月から2012年の3月にかけて、職員を福祉施設に派遣して介護技術の研修を行った際、のべ52人に対して支払うはずの報酬や旅費あわせておよそ92万円を支払ったように装い会計報告をしていましたが、実際には支払われていませんでした。

また、2012年3月中に3回開いた講習会の費用およそ21万円についても、会計報告には2012年の4月から6月まで月に1回開催したと時期を偽って報告していました。

このほかにも研修会での外部講師に対する報酬の未払いや、会計元帳への未記載などが見つかり、不正受給額はあわせて122万円にのぼりました。

ことし2月19日、県に書面による匿名の通報があったことから、福祉保健総務課がきたば学園に調査したところ、学園側は不正受給をすべて認めたということです。

県は、きょう付で不正受給額122万円の返還と、加算金およそ40万円の納付を求めたのに対して、学園側は全額支払いする姿勢を示しました。

県は「今後、補助金申請の際に提出される会計報告書などの必要書類の確認を徹底し、受給希望者にも制度や手順をより丁寧に説明し、今後、このようなことの無いよう努めたい」と話しています。