会長選に2氏が立候補 JA全中で10年ぶりの選挙に

2015年06月17日 18時56分 ニュース

全国農業協同組合中央会はきょう(6/17)、万歳章(ばんざい・あきら)会長の辞任に伴う次期会長選挙に、JA全中の副会長を務めるJA和歌山中央会の中家徹(なかや・とおる)会長65歳と、JA三重中央会の奥野長衛(おくの・ちょうえ)会長68歳の2人が立候補したと発表しました。

会長選で選挙が実施されるのは、10年ぶりです。

来月2日に内定し、8月11日の臨時総会を経て新しい体制が発足します。

JA全中の一般社団法人化などを柱とする農協改革や、交渉が大詰めを迎えるTPP・環太平洋連携協定への対応といった難題にどう立ち向かっていくかが次期会長の課題となります。

投票期間は、今月23日から来月2日までで、地域農協の組合長や都道府県中央会会長ら代議員およそ250人が投票します。

 

これまでの記者会見などで、今後の農協のあり方に関し、中家氏が、「すでに改革に関する法案は、国会に出されており、それに従った形で対応していかなければならない」と指摘したのに対し、奥野氏は、「今のままの農業で所得を倍増し、農家の構造を変えていくのは非常に難しい」と述べ、大胆な改革の必要性を強調しています。

 

 

また、TPP交渉について、中家氏は、「日本農業は、アメリカやオーストラリアと比較すること自体が無謀」と述べ、コメなどを高い関税で守る必要があると主張しているのに対し、奥野氏は、「交渉内容に基づいた農産物の保護など国内対策をしてからでないと、合意すべきではない」と訴えています。