御坊市で近大生物理工学部公開講座

2015年06月20日 18時08分 ニュース

近畿大学生物理工学部の公開講座が、きょう(6日)午後、御坊市で開かれ、2人の生物理工学部の教員が講演しました。

きょうの公開講座は、午後1時から、御坊市の御坊商工会館で開かれ、初めに、医用工学科の西川博昭(にしかわ・ひろあき)准教授が、「ナノテクの手本は生体にあり」をテーマに講演しました。

この中で西川准教授は、「極めて小さい単位のナノテクノロジー(ナノテク)は、言葉が定着している割には、内容が詳しく知られていない」と述べ、「原子や、原子が集まった分子の並び方を人工的に制御して、望み通りの機能を持ったものづくりを行う技術」とナノテクを定義しました。その上で西川准教授は「100億×(かける)100億個をはるかに超える膨大な数の原子や分子を、誤りなく正確に並べる技術は、既に生き物の体の中で実現されていて、ナノテクの手本は生体にある」と述べ、生体内の巧妙な原子・分子配列の仕組みについて解説しました。

続いて、食品安全工学科の石丸恵(いしまる・めぐみ)准教授が「遺伝子組み換え食品の現状と今後」をテーマに講演しました。石丸准教授は「1994年にアメリカで初めて遺伝子組み換えをしたトマトが市販されてから、既に20年近く経ったが、今はトウモロコシやナタネ、大豆など、種類が増えていて、いろいろな製品に利用されている」と紹介しました。その上で「日本では、遺伝子組み換え農産物に対する否定的な意見が多い中、どれだけの人が遺伝子組み換え農産物を正確に理解しているのか」と疑問を投げかけ、遺伝子組み換え食品に関する正しい知識と現状を解説しました。

次の公開講座は、今月(6月)27日に神戸市の神戸ポートピアホテルで開かれます。