JA全中会長選挙の所信説明会 中家氏と奥野氏の考え方に違い

2015年06月23日 19時40分 ニュース, 政治, 社会, 経済

全国の農業協同組合中央会、JA全中の会長選挙で所信説明会がきょう(23日)開かれ、農協改革問題について、候補者のJA和歌山中央会の中家徹(なかや・とおる)会長とJA三重中央会の奥野長衛(おくの・ちょうえ)会長は、ともに農協改革の必要性を強調しましたが、JA全中の役割を巡って考え方の違いが鮮明になりました。

JA全中の副会長を務める中家氏は、JA全中の解体的な出直しと強調しつつも「組合員やJAの新たな結集軸を作り上げる。連合会の一層の連携強化を図りたい」と力説しました。

また、農業の低迷で農協に対する批判が高まっていることについて「国の農政にも問題があった。地域の実態に合った農政の提言を強める必要がある」と訴えました。

一方、奥野氏は農協改革を迫る政府を黒船と例え、「今のJAグループのシステムで対応できるのか」と組織の抜本的な見直しの必要性を主張し、「JA全中はTPP反対運動など農政運動でいつも前面に出て来ていたが、あくまでも黒子だ。各連合会が事業をしやすいように考えていくべきだ」と述べました。

所信説明会では、投票をする地域農協の組合長や都道府県中央会会長ら代議員や、各連合会の役員の前で演説しましたが、質疑応答はありませんでした。

投票は今月23日から来月2日までで、この日のうちに結果が判明します。

そして、8月11日の臨時総会を経て、新体制が発足する予定です。