和歌山市戦没者戦災死者合同追悼式(写真付)

2015年07月09日 18時43分 ニュース, 政治, 社会

アメリカ軍の空爆によりおよそ1400人が亡くなった、和歌山大空襲から70年となるきょう(9日)和歌山市主催の戦没者戦災死者合同追悼式が開かれ、遺族や市民らおよそ200人が黙とうを捧げました。

黙とうを捧げる参列者(7月9日・和歌山市あいあいセンター)

黙とうを捧げる参列者(7月9日・和歌山市あいあいセンター)

白菊で飾られた祭壇

白菊で飾られた祭壇

この式典は、戦後70年の節目を迎え、戦争の悲惨さと平和の尊さを後世に受け継ごうと開かれたもので、和歌山市が空襲の犠牲者と和歌山市出身のおよそ8千人の戦没者の合同追悼式を開くのは、戦後60年の2005年以来、10年ぶりです。

式辞を述べる尾花市長

式辞を述べる尾花市長

きょう午前、和歌山市小人町(こびとまち)の「あいあいセンター」で開かれた合同追悼式で、主催者を代表して尾花正啓(おばな・まさひろ)市長が「私たちが当然のように享受している平和と繁栄は、戦火で亡くなった多くの人々の尊い犠牲の上に築き上げられていることを、けして忘れてはならない」と述べました。

追悼の辞を述べる太田会長

追悼の辞を述べる太田会長

続いて、和歌山市遺族連合会の太田豊隆(おおた・とよたか)会長が「尊い犠牲を片時も忘れてはならない。同じ過ちを二度と繰り返さないために、戦争の記憶を次の世代に語り継がなければ」と追悼の言葉を述べました。

千羽鶴を捧げる伏虎中の生徒

千羽鶴を捧げる伏虎中の生徒

このあと、参列者が祭壇に白菊の花を手向けて、戦争や空襲の犠牲者の霊を慰めたほか、和歌山市立伏虎(ふっこ)中学校の生徒らが平和への祈りを込めて折った千羽鶴が奉納されました。

献花に並ぶ本田貢さん(右)

献花に並ぶ本田貢さん(右)夫妻

参列者のひとりで、空襲から逃れた経験のある、和歌山市の本田貢(ほんだ・みつぐ)さん88歳は「茶碗などを持ったまま、手平(てびら)から杭ノ瀬(くいのせ)まで踏切を渡って逃げた。平和で豊かないまが有るのは、戦争で亡くなった人のお陰と本当に感謝している。戦争は二度としてもらいたくない。我々だけでなくみんなの願いです」と当時を振り返りながら、平和の維持を強く願っていました。