文豪・谷崎の旧宅、有田川町に 「痴人の愛」執筆の家

2015年07月24日 19時04分 ニュース

文豪、谷崎潤一郎が、小説「痴人の愛」を執筆した家を、有田川町に移して立て直す作業が、谷崎の誕生日に当たるきょう(7/24)、行われました。

この家は、もともと、神戸市東灘区にあったおよそ50平方メートルの木造平屋の洋館で、谷崎自身が1924年=大正13年3月から2年半ほどを過ごし、「痴人の愛」の主人公が住んでいた家のモデルとされています。

主人公の妻の名にちなんで、「ナオミの家」と呼ばれてきましたが、解体されることを知って、家の保存を申し出た兵庫県伊丹市の則岡宏牟(のりおか・ひろむ)さん68歳が、出身地の和歌山に移転を決めました。

作品の中には、「マッチ箱のように白い壁で包んだ外側。ところどころに切ってある長方形のガラス窓」などとこの家を思わせる描写がいくつもあります。

則岡さんは、「できる限り、谷崎が暮らしていた時代の状況を復元したい」と話しています。

立て直したあと、年内に一般公開される予定です。