「おいしい霜降り豚肉」県や近大などブランド化目指し研究会(写真付)

2015年07月27日 19時24分 ニュース, 社会, 経済

和歌山県畜産試験場と近畿大学は、柔らかく甘みのある「霜降り豚肉」を生産する技術の実用化に成功しました。県と近畿大学は、県内の生産者や食肉業者など民間と連携した研究会を発足し、和歌山産の美味しい豚肉のブランド化を目指します。

記者発表する細江副学長と鎌塚県・農林水産部長(7月24日・和歌山県庁)

記者発表する細江副学長と鎌塚県・農林水産部長(7月24日・和歌山県庁)

入江教授(左)ら

入江教授(左)ら

霜降り豚肉の実用化に成功したのは県・畜産試験場と近畿大学生物理工学部の入江正和(いりえ・まさかず)教授らの研究グループで、農林水産省の食品産業科学技術推進事業に採択されています。

食肉用の豚のエサには、主に外国から輸入されたトウモロコシなどが使われていますが、研究グループでは、中華麺やパスタ、チョコレートなど、人間用の食品の余り物を原料にしたエサ「エコフィード」を開発し、タンパク質やアミノ酸、それにうま味の要素となる脂肪分を増やす炭水化物をバランス良く配合して豚に与えることで、柔らかくうま味と甘さの乗った霜降り豚肉の量産に成功し、エサの費用も2割から3割削減できました。

霜降り豚肉のしゃぶしゃぶの実演

霜降り豚肉のしゃぶしゃぶの実演

県と近大、それに県内の豚肉生産・販売業者らは「和歌山ポーク肉質研究会」を発足し、この技術を活用した和歌山産豚肉のブランド化を目指します。

近畿大学生物理工学部の細井美彦(ほそい・よしひこ)副学長は「霜降り豚肉をはじめ、赤身のイノブタ肉など、多様な新しい豚肉の研究も進めブランド化につなげる」と話していて、この研究が和歌山を代表する食の生産に貢献出来ると強い意欲を示しました。