和歌山移民パネル展「連れもて行こら 紀州から!」(写真付)

2015年08月03日 19時00分 ニュース, 社会

戦前から終戦直後にかけての和歌山県の移民の歴史に関するパネル展が、きょう(3日)から、和歌山市手平(てびら)の和歌山ビッグ愛で開かれています。

「バンクーバー朝日軍」のパネルを見る迫間代表(左)と足立国際協力推進員(右)(8月3日・和歌山ビッグ愛)

「バンクーバー朝日軍」のパネルを見る迫間代表(左)と足立国際協力推進員(右)(8月3日・和歌山ビッグ愛)

これは、和歌山県国際交流協会が、JICA(ジャイカ)国際協力機構や県・中南米交流協会と共に主催した、和歌山県の移民に関するパネル展です。

ことし(2015年)3月から5月に、横浜市のJICA横浜・海外移住資料館で開かれたのを皮切りに、先月(7月)には和歌山大学で、そして今月(8月)から来年(2016年)にかけては和歌山ビッグ愛のほか、田辺市(たなべし)や太地町(たいじちょう)など県内を巡回して開かれます。

会場の和歌山ビッグ愛8階・県・国際交流協会には、戦前から終戦直後にかけて多くの移民が渡った、ハワイやカナダ、アメリカ、南米、オーストラリアでの当時の写真や、ゆかりの人物の写真などがカラーパネルで展示されています。

JICAによりますと、和歌山県は広島県や沖縄県などに次いで全国で6番目に移民が多い地域で、パネルには美浜町三尾(みはまちょう・みお)から多くの移民が渡った、カナダのバンクーバーの日系人野球チーム「バンクーバー朝日軍」の選手たちの写真や、真珠の採取で串本町(くしもとちょう)から多くの人が渡ったオーストラリアで当時使われていた潜水服の写真などがあります。

県・中南米交流協会の迫間脩(はざま・おさむ)代表は「展示を通じて多くの県民が海外に渡った歴史を知ってもらうとともに、今の若者にも沢山海外へ羽ばたくきっかけにして欲しい」と話しています。

また、JICA関西の足立朋実(あだち・ともみ)国際協力推進員も「移民の皆さんが現地の産業発展に貢献し、稼いだ外貨を日本にも還元したことを知ってもらい、日系人との交流促進につなげられたら」と語り、来場を呼び掛けています。

この展示会「連れもて行こら 紀州から!―世界にひろがる和歌山移民―」は、今月30日まで、和歌山市手平の和歌山ビッグ愛8階、県・国際交流協会で開かれていて、入場は無料です。

また、太地町ではことし9月から、田辺市でも来年2月から行われる予定です。