ニタマが「たまⅡ世駅長」に就任・「たま神社」開社(写真付)

2015年08月11日 19時43分 ニュース, 交通, 社会, 経済

ことし6月に16歳で死んだ、和歌山電鐡・貴志(きし)駅のネコの「たま駅長」の後任に、元・部下で伊太祁曾(いだきそ)駅の「ニタマ駅長」5歳が就任し、きょう(11日)午前、紀の川市貴志川町の貴志駅で、小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長から辞令が交付されました。

たまの後を継いだニタマ駅長(8月12日・和歌山電鐵・貴志駅)

たまの後を継いだニタマ駅長(8月12日・和歌山電鐵・貴志駅)

ニタマ駅長は、2010年3月に岡山市で生まれたメスの三毛猫で、生後間もなく和歌山電鐡の母体の岡山電気軌道に保護されて育てられ、当時人気のたま駅長に似ていたことから「たまに似ている二番目の部下」という意味の「ニタマ」と名付けられ、2012年、和歌山市の伊太祁曾駅の駅長に就任しました。

小嶋社長とニタマ駅長

小嶋社長とニタマ駅長

小嶋社長は、たまの後継駅長を選ぶにあたって、岡山にいたもう一匹のネコとどちらにするか検討しましたが、たま駅長の代行を務めた経験などを考慮して、ニタマに継がせることを決めました。

あいさつする仁坂知事

あいさつする仁坂知事

きょう午前10時すぎに貴志駅の駅長室前で、和歌山県の仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事や、紀の川市の中村慎司(なかむら・しんじ)市長らが見守る中、小嶋社長がニタマ新駅長に事例を交付しました。

ニタマはきょうから「たまⅡ世(にせい)駅長」として、貴志川線を背負って立つ存在となります。

小嶋社長は「たまⅡ世駅長は、きっと『たま駅長』とともに、和歌山電鐡や世界の地域公共交通と、それらを支える皆さんを優しく見守ってくれる」とあいさつしました。

「たま神社」除幕のもよう

「たま神社」除幕のもよう

たまの一対の銅像が据えられた「たま神社」

たまの一対の銅像が据えられた「たま神社」

一方、貴志駅のホームでは、きのう(10日)たまの御霊(みたま)を収めた「たま大明神」を祭る「たま神社」の開社式(かいしゃしき)も行われ、訪れた観光客らが、祠(ほこら)の両側に対になって置かれたたまの小さな銅像に柏手を打って、貴志川線のますますの繁栄を祈っていました。

京都府舞鶴市から来た親子連れは「生前に一度訪れた時、たまは駅長室で堂々としていたことを覚えています。死んでしまって寂しいですが、ニタマ駅長に会えるので、また遊びに来たいです」と話していました。

ニタマ駅長は、毎週月曜と木曜の公休日を除く、午前10時ごろから午後4時ごろまで、貴志駅で勤務することになっています。