危険運転致死の男に懲役18年求刑

2015年08月26日 12時28分 ニュース, 事件・事故・裁判

酒を飲んで車を運転して、岩出市の交差点でタクシーと衝突し、タクシーの運転手と乗客のあわせて2人を死亡させたとして、危険運転致死などの罪に問われている51歳の無職の男の裁判員裁判の論告求刑公判がきょう(26日)、和歌山地方裁判所で開かれ、検察側は懲役18年を求刑しました。

起訴状などによりますと、紀の川市桃山町市場(いちば)の無職・井谷保雄(いたに・やすお)被告51歳は去年11月20日の午前2時ごろ、酒を飲んで無車検・無保険の軽乗用車を運転していて、岩出警察署のパトカーに追跡され、岩出市相谷(あいだに)の交差点に赤信号で進入して、タクシーと衝突しました。

この事故でタクシーを運転していた当時61歳の男性と乗客の当時43歳の男性を死亡させたもので危険運転致死と道路交通法違反などの罪に問われています。

検察側は「警察から逃れようという強い意志がうかがえる危険で無謀な運転行為であり、自己中心的で身勝手なものだ。危険運転致死の中でも重い部類だ」と指摘し、井谷被告に懲役18年を求刑しました。

一方、弁護側は「被告人は反省していて、今回の事故を起こすまでは罪を犯しておらず、更生することができる人物だ」として情状酌量を求めました。

また、被害者参加人制度で裁判に出廷した遺族の代理人は「事件の状況は殺人と同じような想いだ。」として危険運転致死の量刑では最高の懲役23年を求めると話しています。

判決はあす言い渡されます。