県立博物館で紀伊半島大水害に関する展覧会(写真付)

2015年09月03日 07時47分 ニュース, 社会, 防災

海南市船尾(ふのお)の和歌山県立自然博物館で、きのう(1日)から「紀伊半島の地形・地質と斜面災害」という展覧会が行われ、注目を集めています。

展示物を見る親子(9月2日 県立自然博物館にて)

展示物を見る親子(9月2日 県立自然博物館にて)

この催しは4年前の紀伊半島大水害で大きな被害が出た紀南地方の地質を調べている和歌山大学防災研究教育センターの後誠介(うしろ・せいすけ)客員教授が2012年度から3年間集めた資料を基に展示しているもので、展示スペースには紀南地方の3つの地層の岩石標本4点と災害現場の写真のパネル13点が展示されています。

このうちパネルには大規模な斜面崩壊が起きた場所に地層の傾向がなかったのに対し、表層崩壊が起きた場所のほとんどは前弧海盆堆積体(ぜんこかいぼんたいせきたい)と呼ばれる砂や泥が積み重なった地層と火成岩体(かせいがんたい)と呼ばれるマグマが冷え固まった地層の境目で起きていることが示され、これらの展示を通じ、今後の災害対策に生かせるのではないかと注目を集めています。

この展覧会は今月30日まで海南市舟尾の県立自然博物館の第2展示室で開かれています。