太地町のイルカ追い込み漁 初出港も捕獲なし 

2015年09月03日 19時37分 ニュース

イルカなど小型の鯨類の漁が、今月1日に解禁されてからきょう(9/3)初めて、太地町の漁船団が出港しました。

反捕鯨団体「シーシェパード」のメンバーら外国人およそ15人が、出港する漁船を撮影し、警察官が張り付いて警戒しましたが、混乱はありませんでした。

漁は沖合から複数の船で音を立てながら、バンドウイルカなどの小型の鯨類を湾内に追い込むもので、水産庁が産出した捕獲枠の範囲で和歌山県の許可を得て行われています。

漁期は例年9月から翌年4月までで、今年は悪天候で出漁が2日間、延期されました。

漁の初日となったきょうは、午前5時すぎに12隻の漁船が、30キロから40キロ沖合へ向けて出港しましたが、捕獲はありませんでした。

太地漁協は、反対派への対抗策として、漁の実態を知ってもらうため、漁を船から撮影し、インターネット上での公開も検討しています。

また、太地町の三軒一高(さんげん・かずたか)町長は、漁の正当性を知ってもらうため、役場に情報発信していく組織の設置を検討しています。

イルカの追い込み漁を巡っては、「残酷だ」と問題視した世界動物園水族館協会が、日本動物園水族館協会に対し、捕獲されたイルカを入手することを加盟施設にやめさせるよう勧告し、会員資格を停止しました。

このため、日本協会は、今年5月、捕獲イルカの入手禁止を決めています。