串本からみなべまでの海岸が9月24日国立公園に編入

2015年09月16日 19時27分 ニュース, 社会

串本町(くしもとちょう)からみなべ町までの紀伊半島沿岸、およそ1万3千ヘクタールが、今月(9月)24日、吉野熊野(よしのくまの)国立公園に編入されることになりました。これは、先月(8月)開かれた国の中央環境審議会の答申を受け、環境省が今月24日の官報での告示を決めました。

新たに国立公園となるのは、南部(みなべ)・田辺・白浜海岸と熊野枯木灘(くまの・かれきなだ)海岸の2つの県立自然公園の海域などです。

これらの地域には、熊野古道唯一の砂浜の道、みなべ町の千里の浜(せんりのはま)や、日本のナショナルトラスト運動第1号になった、田辺市の天神崎(てんじんざき)などが含まれるほか、地殻変動や浸食作用によって形成され、日本ジオパークにもなっている変化に富んだ海岸景観が多く見られます。

また、暖地性の植物群落やアカウミガメの産卵地などもあり、風景鑑賞や自然探勝などのレクリエーションの場としても重要であると評価され、国立公園に編入されることになりました。

吉野熊野国立公園は、和歌山・奈良・三重の3県にまたがる紀伊半島の中央部から南部にかけての地域で、構造山地と深い渓谷を形成しながら下る河川、それに、河川が注ぐ熊野灘沿岸といった特徴的な景観を持つ自然公園で、1936年2月に指定され、来年(2016年)80年を迎えます。

今回編入されるのは、この地域に隣接する和歌山県の紀伊半島沿岸海域で、吉野熊野国立公園はおよそ9万3千ヘクタールとなります。

これを受け、11月8日、田辺市の田辺スポーツパークで記念式典が開かれるのをはじめ、紀南地方の各地でウォーキングやトレッキング、フォトコンテストや絵画展など、関連イベントが相次いで開かれる予定です。