和歌山県警・御坊市内の交差点で検挙ミス4件

2015年10月02日 19時19分 ニュース, 事件・事故・裁判, 交通, 社会

和歌山県警察本部は、2010年からことし(2015年)にかけて、御坊(ごぼう)市内の交差点で行った取締りの一部に本来ならば直進しても違反ではなかったにもかかわらず、誤って通行禁止違反で検挙していたことがわかりました。

県警・交通規制課などによりますと、検挙ミスがあったのは、御坊市湯川町財部(ゆかわちょう・たから)の大型スーパーの出口となっている東西方向の市道と、南北方向の国道42号が交わる丁字路です。

ことし8月、ミニバイクを運転していた御坊市内に住む当時70代の女性が、スーパー出口の市道から国道42号を横断し、その先の大型量販店の駐車場につながる道交法が適用されない里道(りどう)を直進したところを、御坊警察署員に通行禁止違反で検挙され、反則金5千円と、違反点数2点の処分を受けました。

検挙後、警察が違反切符の内容を公安委員会の意思決定に照らし合わせたところ、市道から国道42号への右折と、国道42号から市道への右左折については終日禁止であると意思決定されていましたが、市道から里道への直進については違反の意思決定がされていないことがわかりました。

これを受け警察が過去にさかのぼって調べたところ、2010年には1件、2011年には2件同じような検挙ミスがあったこともわかり、反則金の徴収と違反点数の加点が行われていました。

警察によりますと、現場には市道から国道への右折を禁止する標識があっただけで、里道への直進を禁止する表示はありませんでした。

検挙されたのはいずれも御坊市や日高郡内に住む当時70代から80代の男女4人で、このうち2人はすでに死亡し、70代の男性1人は、免許更新の際にゴールド免許から青色免許に格下げとなっていたことも併せてわかりました。

県警・交通企画課の辻内正秀(つじうち・まさひで)次席は「検挙後の点検が不十分で迷惑をかけた。再発防止に努めたい」と陳謝し、検挙ミスの対象となった4人に反則金の返還と違反点数の取り消しを行うことを明言しました。

また、検挙ミスの原因について、県警・交通規制課の千田量也(せんだ・かずや)次席は「里道の認識が不足していた。今後は十字路として認識し、直進も禁止するよう県・公安委員会とも協議を進める」と話し、できるだけ早く標識を設置する考えを示しました。