日高川町の暴力団員死体遺棄事件 2人に懲役14年

2015年10月08日 19時11分 ニュース, 事件・事故・裁判

おととし(2013年)7月、日高川町の山中で、暴力団組員の男性の遺体が見つかった事件で、殺人と死体遺棄などの罪に問われた男2人の裁判員裁判の判決公判が、きょう(8日)和歌山地方裁判所で開かれ、浅見健次郎(あさみ・けんじろう)裁判長は2人の被告にそれぞれ懲役14年の実刑判決を言い渡しました。

判決によりますと共に住所不定・無職の小松弘隆(こまつ・ひろたか)被告24歳と、岡野浩士(おかの・ひろし)被告34歳は、おととし7月24日の未明、堺市堺区の飲食店で、山口組系暴力団員で飲食店の共同経営者だった当時45歳の男性の首を絞めて殺害した上、遺体を日高川町の山中に遺棄しました。

きょうの判決公判で浅見裁判長は「今回の事件は被害者の暴力団員が日ごろから小松被告に暴力をふるったり、給与を支払わずに働かせたりしている中で起きたもので、事件当日も小松被告の首を絞めるなどしており、被害者にも落ち度があったことは否定できない。小松被告があおむけの被害者の首を絞め、岡野被告が被害者をおさえつけるなど2人がかりで攻撃している犯行は悪質だが、過剰防衛が成立する」として検察側の懲役20年の求刑に対して2人に懲役14年を言い渡しました。

小松被告の弁護人は控訴について「被告人と相談して決める」とした上で、「過剰防衛が認められたのは評価できる」とコメントしました。

一方、和歌山地方検察庁の岡俊介(おか・しゅんすけ)次席は「検察側の主張で認められていない点があり、判決内容を上級庁と協議した上で控訴するか判断したい」とコメントしています。