カワウ対策の範囲、和歌山など3県にも拡大

2015年10月18日 15時44分 ニュース, 経済

湖や川で大量の魚を食べ、ふんで樹木を枯らすなどの被害を出す水鳥「カワウ」の対策を試みている関西広域連合が、対象のエリアに和歌山、滋賀、徳島の3県を加えました。今月(10月)から対策の講師役となる専門家を派遣しています。より広い地域での情報の共有により、カワウの被害を効果的に食い止めるのが狙いで、冬になると全国に飛び渡るカワウの被害を効果的に食い止めるのが狙いです。

広域連合では、おととし(2013年)4月から2年間、揖保川(いぼがわ)が流れる兵庫県南部と、ため池が散在する大阪府南部で駆除や被害防止の実験を行いました。

このうち、兵庫県では、営巣地の一つにビニールテープを張り巡らせたところ、去年(2014年)4月からおよそ1年間、カワウが巣をつくるのをやめました。大阪では、巣にドライアイスを投げ入れて、ふ化できないようにしたところ、去年3月の生息数は1年前より27%減りました。このため一定の効果があったと判断して、対象地域を新たに募り、アユの漁場がある和歌山県南部の富田川流域と、滋賀県日野町の大正池周辺、それに、徳島県の勝浦川・吉野川流域に広げものです。

カワウは水中でアユやアマゴなどの魚を捕り、多いときは1日に500グラムを食べます。滋賀県の琵琶湖が国内最大級の営巣地として知られています。

広域連合は、住宅に近い川や池で、猟銃を使わずにカワウを駆除できるよう、わなを置くなどの方法も検討することにしています。