和歌山県・2014年がん死亡率が全国ワースト9位

2015年10月19日 19時12分 ニュース, 社会

人口10万人あたり何人ががんで死亡したかを示す「がん死亡率」で、和歌山県は去年(2014年)、全国ワースト9位だったことが、国立がん研究センターのまとめでわかりました。

これは、厚生労働省が出した75歳未満の人口動態統計をもとに、地域での年齢構成のばらつきの影響を受けないよう調整して算出されたものです。

和歌山県のがん死亡率は男女合わせて82・2で全国ワースト9位となり、ワースト11位だった前の年(2013年)と比べて率にして0・4ポイント悪化し、全国平均の死亡率79も上回っています。

しかし過去5年間では、全国ワースト2位だった2011年以降、減少傾向が続いています。

性別では男性がワースト4位、女性が29位で、男性の方が高くなっています。

部位別では、肺がんがワースト3位、直腸がんと大腸がんがいずれもワースト4位、膀胱(ぼうこう)がんがワースト5位、胃がんがワースト7位、前立腺がんがワースト9位、肝臓がんがワースト10位などとなっています。

和歌山県がん・疾病対策班の堀内美佐(ほりうち・みさ)主査は「和歌山県を含め全国的ながん死亡率は減少傾向だが死亡率低下に向けた努力はまだ必要だ」としたうえで「喫煙や飲酒、肥満、運動不足など、原因となる生活習慣を改善する啓発活動をはじめ、根本的な予防につなげる県民の検診受診率向上や、緩和ケア体制を充実させるための研修といった医療体制づくりを続けるとともに、児童や生徒に対しては『がん教育』を行うなど、医療機関や教育機関、地域などと連携して、がん死亡率の低下につなげたい」と話しています。