大阪市の女児死亡火災事件元被告が釈放(写真付)

2015年10月26日 19時17分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

大阪の女児死亡火災の再審開始を大阪高裁が認めたことを受け、女児の母親の青木恵子元被告は、午後2時ごろ収監先の和歌山刑務所から逮捕以来20年ぶりに釈放されました。

釈放され、記者陣の質問に答える青木さん(10月26日 和歌山刑務所前で)

釈放され、記者陣の質問に答える青木さん(10月26日 和歌山刑務所前で)

この事件は、1995年7月に大阪市東住吉区で起きた住宅火災で当時11歳の小学6年の女の子が風呂場で死亡したもので、共謀して保険金目的で殺害したとして母親の青木恵子元被告51歳と同居相手朴龍皓元被告49歳が殺人などの疑いで逮捕起訴され、2006年に無期懲役が確定しました。

2人から出されていた再審請求に対し、大阪地裁に続いて大阪高裁は再現実験の結果を重視し今月23日「車庫に止めた車の給油口からガソリンが漏れ、風呂釜の種火に引火した自然発火の可能性がある」と指摘し、再審と刑の執行程氏を認めました。これに対し検察側は執行停止に異議を申し立てましたが、大阪高裁がきょう、「無罪判決が言い渡される可能性が高まった」として異議を退けたため、青木さんと朴さんがきょう午後2時頃収監先の刑務所から釈放されました。

青木さんは、亡くなった女の子が好きだった色という黄色のニット姿で収監先の和歌山刑務所前に姿をみせ、目に涙を浮かべながら支援者から花束を受け取りました。

青木さんは、「やっと当たり前の世界に戻ってくることができた」と話し、車で大阪に向けて刑務所を後にしました。