県内公立学校のいじめ・小中で増加

2015年10月29日 07時24分 ニュース, 社会

和歌山県内の公立学校で、昨年度(2014年度)発生したいじめは、小学校と中学校であわせておよそ3500件で、いずれも前の年度を上回ったことが、文部科学省による全国調査でわかりました。

それによりますと、昨年度のいじめの認知件数は、小学校は前の年度より895件増えて2777件、中学校は226件増えて678件でした。

一方高等学校は59件減って219件、特別支援学校は5件減って18件でした。

いじめの内容は、小・中・高校のいずれも「冷やかしやからかい、悪口や脅し文句、嫌なことを言われる」が最も多く、小学校では全体の半数、中学校ではおよそ8割、高校はおよそ6割を占めています。

このあと「軽くぶつかられた、遊ぶふりをして叩かれた、蹴られた」「仲間はずれ、集団による無視」と続き、「パソコンや携帯電話などで、誹謗中傷など」は、高校で2割近くにのぼっています。

小・中学校でいじめが増えた要因について、県・教育委員会は「アンケート調査や面談を年に3回以上行うことで、子どもが発する小さなサインを見逃さず、積極的に認知した。また、各学校で県・教育委員会が策定した『いじめ問題対応マニュアル』を活用した校内研修で、教職員のいじめに対する意識が高まった」などと分析しています。そして今後の対策については、スクールカウンセラーの拡充やネット上の誹謗中傷の監視、校内研修の強化などを引き続き行うとしています。