「海難1890」主演の内野聖陽さんら大阪で記者会見(写真付)

2015年10月29日 18時59分 ニュース, 社会

125年前の「エルトゥールル号」事件や、1985年の「テヘラン救出」を題材に日本とトルコの友情を描いた映画「海難1890(いちはちきゅうぜろ)」の主演俳優と監督が、トルコの建国記念日のきょう(29日)大阪市内のホテルで記者会見を開いてPRしました。

会見で笑顔を見せる内野さん(中央)と忽那さん(左)田中監督(右)(10月29日・大阪市北区)

会見で笑顔を見せる内野さん(中央)と忽那さん(左)田中監督(右)(10月29日・大阪市北区)

記者会見には、主人公で串本大島に住む医師・田村元貞(たむら・もとさだ)役の内野聖陽(うちの・せいよう)さんと、ヒロインで田村をサポートする島民・ハル役の忽那汐里(くつな・しおり)さん、それに田中光敏(たなか・みつとし)監督が出席しました。

撮影を振り返る内野さんら

撮影を振り返る内野さんら

主役の内野さんは、エルトゥールル号の遭難シーンを史実と同じ串本町(くしもとちょう)の海岸で撮影した様子を振り返り「寒い中での過酷な撮影で、トルコ人の俳優たちがずぶ濡れで震えながらも励まし合っている様子が、125年前の遭難現場と重なるように思えた」と語り、和歌山県の人たちに向けて「和歌山での救出劇が国同士の友好につながったことを宝物だと思っています。こんな素敵な出来事を後世に伝えられたらと思います」と話していました。

忽那さんはロケ地の串本町やトルコでの体験を踏まえ「物語をちゃんと伝えなければという思いで背中がゾワゾワしました。単なる恩返しの映画ではなく、日本とトルコ以外の人々にも広く伝わって欲しいです」と語りました。

田中監督は協力した串本町民にお礼を述べた上で「トルコとの友好の礎(いしずえ)となった串本大島の島民の善意は日本の誇りで、映画に出来たことを本当に感謝しています。どうかこの気持ちを忘れないで欲しい」と呼びかけました。

「海難1890」は、串本町で来月(11月)23日から25日にかけて先行公開されるほか、12月5日から全国東映系映画館などで公開される予定です。