森県議のモンゴル視察政務調査費返還請求が棄却

2015年10月30日 21時16分 ニュース, 政治, 社会

和歌山県議会・自民党県議団の森礼子(もり・れいこ)議員が、おととし(2013年)モンゴルを視察した際の海外視察費およそ38万円を政務調査費に計上したのは不当だとして、市民グループが仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事に政務活動費の返還を勧告するよう求めた住民監査請求について、和歌山県監査委員会は「森議員から全額が返還されている」などとして請求を棄却しました。

税金の使い道などを監視している「市民オンブズマンわかやま」によりますと、森議員が2013年度に計上した政務調査費の中に、モンゴルへの海外視察費用・およそ38万円が盛り込まれ、その領収書の但し書きには「調査研究費として」と書かれていただけで、具体的な日程や訪問先、経費の内訳、調査や研究の内容について伺える記載が全く無く、オンブズマンは、最高裁判所の過去の判例で、観光・レクリエーション目的の旅行や、調査目的が明確ではない海外調査などに政務調査費を充てることを違法と指摘していることを踏まえ、先月(9月)2日付けで県・監査委員会に住民監査請求書を提出していました。

監査委員会は、請求棄却の理由について「今月29日付けで森議員から全額返還されていて、知事が財産の管理を怠っているという請求に理由はない」と判断しています。

「市民オンブズマンわかやま」の畑中正好(はたなか・まさよし)事務局長は「実質的には森議員が不適切な支出を認めたことを意味し、私たちの主張や追求が正しかったと捉える」とコメントしています。