東日本大震災から5年 和歌山市で東北の水中写真展(写真付)

2016年03月09日 19時03分 ニュース

東日本大震災から今月11日でまる5年となるのを前に、被災地の海の中を撮影した写真展が、和歌山市にあるギャラリーを併設したカフェで開かれています。

写真展が開かれている「AQUA」」

写真展が開かれている「AQUA」」

この写真展は、東大阪市に住む海中写真家、塩崎仁美(しおざき・ひとみ)さんが被災地の東北の海に潜って撮影したもので、タイトルは、「それから」もう5年 まだ5年 ~震災後の東北~ と銘打たれています。塩崎さんは、13年前にスキューバダイビングを始め、東日本大震災が発生した5年前の3月11日も、朝から串本町で仲間と一緒に海に潜っていましたが、津波警報を告げられ、陸に上がりました。

震災の翌年からボランティアで東北の海に潜り、海底に沈んだがれきにロープをくくりつけて引き上げる作業や、海底に何が沈んでいるのか、養殖している海の環境がどうなっているのかを知るため、海の中で写真を撮って漁師に提供する作業などを行ってきました。

震災後、再開した被災地の養殖事業

震災後、再開した被災地の養殖事業

こうした中で、水中写真を通じて東日本大震災に思いを寄せてもらえたらと、今回の展示会を開くことにしたものです。

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塩崎さんは、「東北でダイバーのボランティアをしていることを周りの人に話すと、『まだすることがあるの?』『復興進んでるんじゃないの?』という反応が返ってきます。何度、撤去してもがれきの溜まるところがあることなど、被災地の現状を知ってもらい、被災地に関心を持ってもらいたい」と話しています。

この写真展「それから」もう5年 まだ5年 ~震災後の東北~ は、今月20日まで和歌山市満屋のギャラリー&カフェ「AQUA」で開かれています。

今月12日には、午後5時から塩崎さんによるギャラリー・トークも行われます。