仁坂知事・高浜原発再稼働差し止め「値下げが圧倒的に遠のいた」

2016年03月10日 21時38分 ニュース, 政治

福井県の関西電力高浜原発3号機と4号機の運転差し止めを命じる仮処分の決定が、きのう(9日)滋賀県の大津地方裁判所で言い渡されたことについて、和歌山県の仁坂吉伸知事は「全国一高い電気料金の値下げが圧倒的に遠のいた」と感想を述べました。

仁坂知事は、きょう(10日)開かれた2月定例県議会の予算特別委員会で、公明党県議団の中拓哉(なか・たくや)委員の質問に答え「辛いなァといった印象だ。全国一高い電気料金が下がると思っていたのに、中小企業経営への影響や、企業立地の価値の下落が心配だ」と答え、県内や関西経済への影響を懸念しました。

また仁坂知事は「福島第一原発事故を踏まえた緊急対応や津波対策、避難計画などに疑問が残る」などとする裁判所の判断について「人格権をオールマイティとするような去年(2015年)4月の福井地方裁判所の判断とは異なるようだが、判事は原子力をすべてわかるのか、リスクの点は専門家に任せないと仕方ないのでは」と疑問を呈しました。

きょうの予算特別委員会では、このほか、自民党県議団の堀龍雄(ほり・たつお)委員が人口減少対策などについて、改新クラブの片桐章浩(かたぎり・あきひろ)委員は木質バイオマス発電の利活用などについて、共産党県議団の雑賀光夫(さいか・みつお)委員は教職員定数をめぐる課題などについて、自民党県議団の尾﨑太郎(おざき・たろう)委員は県立医科大学の運営や薬学部設置などについて、それぞれ県当局の考えをただしました。

お聞きの和歌山放送では、予算特別委員会の審議の模様を、きょうとあす(11日)の午後9時20分から録音ダイジェストでお伝えします。