「稲むらの火」ゆかりの広川町の小学校で災害訓練(写真付)

2016年03月11日 20時32分 ニュース, 社会, 防災

東日本大震災から5年を迎えたきょう(11日)国連の「世界津波の日」制定のきっかけとなった「稲むらの火」ゆかりの地・広川町(ひろがわちょう)の小学校で、災害訓練が行われました。

1年生の手を引いて避難する6年生(3月11日・広川町・広八幡神社)

1年生の手を引いて避難する6年生(3月11日・広川町・広八幡神社)

これは、東日本大震災を教訓にしようと、湯浅警察署と湯浅広川消防組合、町立広(ひろ)小学校、それに県立医科大学附属病院が合同で行ったもので、200人余りが参加しました。

訓練は、きょう午前10時、紀伊半島沖を震源とするマグニチュード8・7の巨大地震と津波が発生し、家屋が倒壊したという想定で行われました。

机に身を隠す児童ら(3月11日・広川町立広小学校)

机に身を隠す児童ら(3月11日・広川町立広小学校)

訓練会場の町立広小学校では、校内放送で地震の発生が知らされると、全校児童151人と教職員16人が、すぐに机の下に隠れて身の安全を確保したあと校庭に集合し、およそ1キロ離れた高台にある広八幡神社(ひろはちまんじんじゃ)に走って避難しました。

広八幡神社に無事到着した児童と教諭ら

広八幡神社に無事到着した児童と教諭ら

途中、警察官や消防隊員が誘導するなか、児童らは余計なおしゃべりをせず神社まで走り、およそ9分で全員無事に避難しました。

このあと広小学校の校庭で、警察の機動隊員や消防隊員らが倒壊家屋からの救助訓練を行ったほか、ドクターヘリの着陸訓練も行われました。

小学6年の男子児童は「1年生の手を引いて転ばないよう気を付けました。世界津波の日が決まって嬉しい」と話していました。

広小学校の岡本校長

広小学校の岡本校長

広小学校の岡本一郎(おかもと・いちろう)校長は「児童が将来どこに住んでいても、地震や津波の意識を高く持ってもらえるよう、普段から防災教育に力を入れています」と話していました。