講演会「お菓子の神様を語る」「韓国の餅菓子と風習」(写真付)

2016年05月14日 19時09分 ニュース

紀州の和菓子と文化を考える会の学習会が、きょう(5/14)和歌山市で開かれ、お菓子の神様と韓国の餅菓子に関する講演が行われました。

紀州の和菓子と文化を考える会の学習会が開かれた(14日 和歌山ビッグ愛)

紀州の和菓子と文化を考える会の学習会が開かれた(14日 和歌山ビッグ愛)

和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれたきょうの学習会では、海南市下津町にある橘本(きつもと)神社の前山和範(まえやま・かずのり)宮司が「お菓子の神様を語る 橘本神社を語る」と題して講演しました。

講演する前山宮司

講演する前山宮司

この中で前山宮司は、橘本神社に祀られている田道間守神(たぢまもり)は、第十一代の垂任(すいにん)天皇の命を受け、不老不死を与えるとされた、みかんの原種、タチバナを探しに中国へ出向き持ち帰った人物であることを紹介しました。その上で、橘本神社が、みかんの神様を祀っていることや、かつて、みかんを煮詰めたり干したりして菓子として食べたことから、お菓子の神様を祀る神社としても知られるようになったことなどが紹介されました。

 

続いて、和歌山大学大学院・観光学研究科に留学している、韓国人女子学生の張美慶(チャン・ミギョン)さんが「韓国の餅菓子と風習」と題して写真を示しながら、通訳を介さず日本語で講演しました。

講演する張さん

講演する張さん

この中でチャンさんは、韓国では、子どもが生まれた際に、長生きを祈って、白い餅と、鬼を避けるとされる小豆をくだいてまぶした餅を食べるほか、大学受験の際には、合格を祈って大福のような餅を食べる風習があることを紹介しました。

また、餅の専門店やチェーン店もあり、日本よりも、生活の中で餅が身近なものになっていることを強調しました。

質疑応答も・・・。

質疑応答も・・・。

きょうの学習会には、紀州の和菓子と文化を考える会のメンバー20人余りが参加し、講演のあとの質疑応答では、橘本神社の前山宮司から、大手の菓子メーカーがシェアのほとんどを占めるアメリカと違って、日本では、大手の7社で占めるシェアが3割程度に過ぎず、地域での菓子づくりが盛んなことを聞き、熱心にメモを取るなどしていました。