懲役14年の殺人事件審理を和歌山地裁に差し戻し

2016年05月26日 19時34分 ニュース

大阪堺市のガールズバーで2013年、男性経営者の首を絞めて殺し和歌山県内に死体を埋めたなどとして、殺人や死体遺棄の罪に問われた25歳の店長の男に対する控訴審判決で、大阪高裁の福崎伸一郎裁判長は、きょう(26日)訴因の変更手続きを経ずに起訴内容と異なる認定をしたとして、和歌山地裁の裁判員裁判の判決を「被告への不意打ち」として破棄し審理を一審に差し戻しました。起訴状では、実際に首を絞める行為をしたとされたのは、ともに起訴された共同経営者の35歳の被告でしたが、去年10月の和歌山地裁の判決では、この被告が被害者に乗り、25歳の店長が首を絞めたと認定し、二人に懲役14年の判決を言い渡しました。大阪高裁の控訴審判決で福崎裁判長は、最後にとどめを刺したか、直接的な実行行為をしなかったかで、責任に差が出る可能性があると指摘し、検察官に訴因変更を促さないまま店長だけが首を絞めたと認定した地裁判決は、「不意打ち」で、被告の不利益を与える」と述べました。