広川町「旧・戸田家住宅」国の登録有形文化財に

2016年07月18日 21時35分 ニュース, 社会

文部科学省の文化審議会は15日に開いた分科会で、広川町(ひろがわちょう)の「旧・戸田家住宅(とだけじゅうたく)」など全国で204件の建造物を、国の登録有形文化財に指定するよう、馳浩(はせ・ひろし)文部科学大臣に答申しました。

今回登録有形文化財に答申されたのは、広川町広(ひろ)にある、旧・戸田家住宅の主屋(しゅおく)や大座敷棟(おおざしきとう)、網工場(あみこうば)、西蔵(にしぐら)、東蔵(ひがしぐら)の、大正後期から昭和前期にかけて建造された6件の建造物です。

戸田家は、江戸時代から昭和40年代まで広川で網元を営む旧家でした。建物は大正後期から昭和前期にかけて当主の戸田保太郎(とだ・やすたろう)が整備したもので、空き家の状態だった屋敷を、おととし(2014年)から広川町が所有しています。

主屋は、木造2階建て瓦葺きの町家(まちや)建築、大座敷棟は、檜(ひのき)を用いた上質な建物で保存状態が良く、網を作る網工場は長さおよそ28メートルの大きな建物で、東西それぞれに建てられた蔵はなまこ壁の施された質の高い土蔵で、いずれも広地区の歴史的景観に大きく寄与するものとして高く評価されました。

和歌山県内の登録有形文化財は、これで71か所、207件となり、後日、官報で告示され、正式に登録が決まります。