世界遺産追加登録延期・仁坂知事「仕方が無い」(写真付)

2016年07月20日 12時06分 ニュース, 政治

トルコのイスタンブールで開かれていたユネスコの世界遺産委員会がクーデター未遂事件の影響で会期が短縮され、「紀伊山地の霊場と参詣道(さんけいみち)」の追加登録が先送りされたことについて、和歌山県の仁坂吉伸知事は、けさ(20日)の定例記者会見で「仕方が無い。追加登録の内容に問題は無いので、10月にはちゃんと承認されることを期待したい」と所見を述べました。

世界遺産の追加登録延期について語る仁坂知事(7月20日・和歌山県庁)

世界遺産の追加登録延期について語る仁坂知事(7月20日・和歌山県庁)

今回の委員会では、東京の国立西洋美術館を含む「ル・コルビュジェの建築作品」など21件の新たな登録が決まりましたが、和歌山・三重・奈良にまたがる「紀伊山地の霊場と参詣道」の新たに確認された参詣道などを追加登録する審査はクーデター未遂の影響で会期が短縮されたため、承認は10月にパリで開かれる臨時委員会に先送りされました。

ところでトルコ国内では、クーデター未遂事件以降も政府とエルドアン大統領が対立し、軍人の拘束や公務員の大量停職処分、テレビ・ラジオ局の免許取り消しなど粛正が行われていて、政情不安が続いています。

このことについて仁坂知事は「和歌山県と友好関係にあるトルコで血なまぐさい事件が頻発していることは悲しく、犠牲者に心から哀悼の意を表する」と述べ、平和の回復を望みました。