ジオパークで地域の魅力を再発見 県職員が講座(写真付)

2016年09月15日 07時39分 ニュース, 社会, 防災

科学的、文化的価値をもつ天然の岩や島などの自然を生かした公園、ジオパークについて学ぶ教養講座がきょう(14日)和歌山市で開かれ、県自然環境室の職員が取り組みを紹介しました。ジオパークで地域の魅力を再発見

この講座は、衣食住や災害に備える知識など、生活に関わる幅広いテーマについて、県消費生活センターが毎週専門家を招いて開いている講座で、きょうは8回シリーズの2回目でした。

きょう午後1時半から和歌山市手平の和歌山ビッグ愛で開かれた教養講座では、一般の参加者およそ40人を前に県・自然環境室の野口和典(のぐち・かずのり)主査が「ジオパークってなあに?大地の魅力から広がる学びと体験」と題して講演しました。

和歌山県では、おととし(2014年)8月に串本町の橋杭岩や古座川町の一枚岩など、紀南の9つの市町村にある107の貴重な地質や地形からなる「南紀熊野ジオパーク」が日本ジオパークに認定され、世界ジオパークへの認定も目指しています。ジオパークはむ、現状維持に重点を置く世界遺産と異なり、自然の摂理に任せながら観光などに活用し、火山活動や土砂災害などによってできた地形も自然の恵みととらえる点が特徴です。

野口主査は「地域の魅力を再発見し地域のファンが増えることが人口の増加につながる。また災害の歴史や記憶を残して地域を知ってもらい、実際に見てもらうことが防災教育にもつながる」と話し、「ジオパークは人によって切り口が違うので自分なりの良さを見つけてほしい」と呼びかけていました。

和歌山市から訪れた、地球温暖化防止に関わるボランティアで会長を務めている、山城俊治(やましろ・しゅんじ)さん78歳は「歴史を学ぶという点が、関わっている活動とも共通しています。森林や水質の保全などの活動に生かせることがあるかもしれないと感じました」と話していました。

県消費生活センターが主催する今年度の生活教養講座は、来月(10月)26日までの毎週水曜日に和歌山ビッグ愛で開かれます。