全国学力テスト結果受け県議会文教委員会臨時に招集

2016年10月03日 19時12分 ニュース, 社会

先月末(9月)に公表された、ことし(2016年)の文部科学省の全国学力テストで、中学校の数学Aを除くすべての平均正答率が全国平均を下回った事を受け、和歌山県議会の文教委員会が、きょう(3日)臨時に招集されました。

ことしの全国学力テストで、県内の小・中学生について、ローマ字活用の指導や学校図書館の機能整備が不十分な状況が浮き彫りになったほか、併せて行われた意識調査では、家庭学習の習慣の不足なども課題として浮かび上がっています。

きょう午前10時から、県庁・北別館で開かれた臨時の文教委員会では、委員から県・教育委員会側に対して学習環境のあり方をただす発言が相次ぎました。

この中で、改新クラブの藤本眞利子(ふじもと・まりこ)委員が、テストの結果を受けての対応を尋ねたのに対し、南正樹(みなみ・まさき)義務教育課長は「全国の平均正答率と差のある25校を中心に、担当指導主事や市町村教育委員会などと連携して指導にあたる」と答えたほか、牧野行治(まきの・こうじ)教育企画監は「国語や算数に限らず、すべての教科の指導にあてはまることだ。25校以外も含めて、小学校の組織としての指導体制に課題がある」と述べ、全体の指導体制の強化に取り組む方針を示しました。

また藤本委員は、学校図書館の現状について「普段カギがかかっているなど、子どもが日常的に調べられる環境が身につかない」と指摘し、宮下和己(みやした・かつみ)教育長は「学校図書館やICT機器の活用の重要性が分かった。ひとつひとつしっかり取組む」と答えました。