田辺・闘鶏神社の建物6棟などが国の重文指定へ

2016年10月21日 18時38分 ニュース, 社会

国の文化審議会は、きょう(21日)田辺市の闘鶏(とうけい)神社の本殿など6棟を新たに国の重要文化財に指定するよう、文部科学大臣に答申しました。

闘鶏神社は田辺市中心部にあり、「紀伊続風土記(きいしょくふどき)」によりますと、平安時代後期に熊野別当・湛快(たんかい)が熊野三所権現(くまのさんしょごんげん)をまつったと伝えられています。

社殿は東西一列に本殿など6棟が並んでいて、明治の大水害で流失する前の熊野本宮大社と同じ配列が特徴です。

また境内には、田辺生まれとされる平安時代の豪傑・武蔵坊弁慶をまつった「弁慶社(べんけいしゃ)」や、七代目の弁慶松もあって、弁慶伝説ゆかりの地としても有名です。

今回重要文化財への指定が答申された闘鶏神社の社殿6棟は、2009年3月、県の指定有形文化財に指定されたほか、去年(2015年)10月には境内が史跡「熊野参詣道(くまのさんけいみち) 大辺路(おおへち)」と、名勝「南方曼荼羅(みなかたまんだら)の風景地」として国の指定を受けました。

今後、官報で告示され正式に指定が決まると、和歌山県内の国宝と建物の重要文化財は81件となる予定です。