娘絞殺の父親に執行猶予5年の有罪判決

2016年10月21日 18時37分 ニュース, 事件・事故・裁判

長女の首をロープで絞めて殺害したとして、殺人の罪に問われた67歳の父親に対する裁判員裁判の判決公判で和歌山地方裁判所はきょう(21日)、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

判決によりますと、和歌山市太田の元会社員、向井英治(むかい・えいじ)被告67歳はことし(2016年)4月、和歌山市内の駐車場に停めていた車の中で、当時39歳の長女の首をロープで絞めて窒息死させました。

きょうの判決公判で、浅見健次郎(あさみ・けんじろう)裁判長は、「犯行対応は悪質で、公的な制度を活用して、被害者から距離を置くこともできた」と指摘した上で、「被告は長期間、精神障害のある被害者の治療に尽力し経済的負担を抱えながら被害者からの暴力に耐え続ける中で肉体的・精神的に限界を感じていた」もので、「被告を強く非難することはできない」と述べました。

その上で、「再犯のおそれがなく、酌むべき事情が認められる」として懲役5年の求刑に対し向井被告に、懲役3年・執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。

判決の後、向井被告の妻が記者団の取材に応じ「寛大な判決をしていただき感謝しています」と話しました。