児童書「ねこの駅長たま」県内全公立小学校へ(写真付)

2016年10月26日 19時22分 ニュース, 社会

和歌山電鐵貴志駅の駅長として親しまれ、去年(2015年)6月に死んだ三毛猫「たま」の生涯を描いた子ども向けの本「ねこの駅長たま・びんぼう電車をすくったねこ」が県内のすべての公立小学校に贈られることになり、きょう(26日)貴志駅で贈呈式が行われました。児童書「ねこの駅長たま」県内全公立小学校へ

きょう午前11時前から貴志駅の駅舎前で行われた贈呈式では、本の著者で和歌山電鐵の小嶋光信(こじま・みつのぶ)社長と猫の「ニタマ」駅長から県教育委員会の宮下和己(みやした・かつみ)教育長に目録が贈呈されたほか、地元の紀の川市立中貴志(なかきし)小学校の代表の児童3人に本が手渡されました。

小嶋社長は去年1月に動物を救った人や人を救った動物を表彰する「たま駅長基金」を設立していて、今回は特例として、はじめて基金が活用されての寄贈で、県内のすべての公立小学校247校に2冊ずつ贈られます。小嶋社長は「読書の秋に、たまの奇跡のようなお話を子どもたちに読んでもらい、夢を持って、自分も社会を良くしていく一人になりたいと感じてほしい」と話していました。

著書の寄贈への思いを語る小嶋社長

著書の寄贈への思いを語る小嶋社長

中貴志小学校6年で児童長の坂口雄厘(さかぐち・ゆうり)さん12歳は「本をみんなに薦めて、たまちゃんをもっと有名にしたい」と話し、また宮下教育長は「社長の地域や生き物などへの思いやりが詰まっている。大人にも読んでもらい、親子の会話のきっかけにしてほしい」と期待を込めました。

児童書「ねこの駅長たま・びんぼう電車をすくったねこ」はことし(2016年)7月に角川つばさ文庫から出版され、発売3か月あまりでおよそ1万9000冊を売り上げるなど好評だということです。