「友情のメダル」から80年 桐蔭高と西舞鶴高が交流(写真付)

2016年12月10日 13時58分 スポーツ, ニュース

80年前のベルリンオリンピック・陸上男子棒高跳びで、銀メダルと銅メダルを分け合った2人の日本人選手の母校同士が、きょう(10日)和歌山市ではじめて交流会を開きました。

(左から)西舞鶴高校の長島校長、松下主将、桐蔭高校の小池主将、岸田校長

(左から)西舞鶴高校の長島校長、松下主将、桐蔭高校の小池主将、岸田校長

1936年のベルリンオリンピック・陸上男子棒高跳びで、現在の県立桐蔭高校出身の西田修平(にしだ・しゅうへい)選手と京都府立西舞鶴(にしまいづる)高校出身の大江季雄(おおえ・すえお)選手は、同じ記録に並び、それぞれ2位と3位になりました。2人は健闘を称えあい、銀メダルと銅メダルを半分に割ってつなぎ合わせたメダルを作り、「友情のメダル」として広く知られています。

そして、ことし春に埼玉県で開かれた全国の校長が集まる会議で、桐蔭高校の岸田正幸(きしだ・まさゆき)校長がこのエピソードを紹介し、同席していた西舞鶴高校の長島雅彦(ながしま・まさひこ)校長が両校の関係に気づき、ベルリンオリンピックから80年となる今年、はじめての交流会を開いたものです。

きょう午前10時すぎから、和歌山市吹上の桐蔭高校の体育館で行われたセレモニーでは、両校の運動部の生徒や教員らおよそ130人が当時の試合の映像や「友情のメダル」の逸話を記録したビデオを鑑賞し、記念品を交換しました。

「友情のメダル」から80年

桐蔭高・西舞鶴高の関係者が「友情のメダル」を紹介するビデオを鑑賞した

セレモニーで桐蔭高校の岸田校長は「80年ぶりの新たな友情を互いに大切にし絆の歴史を刻んでいきたい」と歓迎し、西舞鶴高校の長島校長は「色々な人の思いが集まってきょうを迎えることができ、感無量です」と交流の実現を喜びました。

桐蔭高校陸上部の小池佑真(こいけ・ゆうま)主将は「オリンピックという勝負の中での心温まる話を10年後、20年後も忘れられないように伝え、交流を続けたい」と話していました。また、西舞鶴高校の松下修也(まつした・しゅうや)主将は「友情のメダルのつながりをきっかけに交流の機会を大切にして、自分たちも新しい友情を作りたい」と話していました。

セレモニーの後、両校の陸上部やバスケットボール部、卓球部などが練習試合などを行い、互いの交流を深めましました。