ろう学校で不審者対応訓練(写真付)

2016年12月12日 19時00分 ニュース, 事件・事故・裁判

授業中の教室に不審者が侵入したという想定の訓練が、きょう(12日)和歌山市のろう学校で行われました。ろう学校で不審者対応訓練

聴覚に障がいのある生徒が通う、和歌山市砂山南(すなやまみなみ)の県立和歌山ろう学校で、きょう午後3時半すぎから、学校の職員や和歌山西警察署の警察官らおよそ60人が参加して、授業中の教室にナイフを持った不審者が侵入したという想定で訓練が行われました。

職員の危険を知らせる大声に、ほうきや刺又を持った職員が駆けつけて犯人を抑え込み、職員室から110番通報で駆け付けた警察官がとり押さえました。このあと職員らは、体育館でビデオを見ながら訓練を振り返り、腕をつかまれた時の振りほどき方や刺又の効果的な使い方などを練習しました。

和歌山西警察署・生活安全課の宮下嗣実(みやした・つぐみ)係長は「危険を感じたら先生がすぐに指示を出し、入り口の方に生徒を逃がしてほしい。校内で見かけない人がいたら声をかけ、犯人を興奮させないようにして」とアドバイスを送っていました。

和歌山ろう学校では地震や火災、不審者などに対応するマニュアルを作成しているほか、各教室には、非常時に赤く点灯し、視覚的に危険を知らせる「パトライト」が設置されていて、島田健司(しまだ・けんじ)校長は「聴覚に障がいのある子どもたちは耳からの情報が入りにくい。マニュアルを作って自己満足するのではなく、あらゆることを想定して備えたい」と話していました。