海南の小学生が防災学習の成果を報告(写真付)

2016年12月15日 21時04分 ニュース, 防災

小学生が、地域防災について学んだ成果を発表する報告会がきょう(15日)海南市船尾(ふのお)の市立黒江小学校で行われました。海南の小学生が防災学習の成果を報告

黒江小学校は海抜1メートル未満で南海トラフ巨大地震などが発生した場合に津波浸水区域にあり、5年前の東日本大震災をきっかけに、フィールドワークや避難訓練を取り入れた防災教育に力を入れていて、報告会を開いたのは3年ぶりです。

きょう午後1時から黒江小学校の体育館で行われた報告会には、3年生から6年生の児童およそ190人のほか、海南市危機管理課の職員や保護者、校区の住民らが参加しました。

報告会では3年生が、校区内の海抜を調査し、地図上に海抜ごとにブロックを積み上げた「立体地図」を披露しラジオや懐中電灯、救急セットなど、地震や津波が来たときに必要なものを発表したほか、4年生は、黒江地区の消火器や消火栓の場所を地図に書き込んだ活動を発表しました。

3年生が作成した海抜の地図

3年生が作成した海抜の地図

また5年生は、校区で指定されている27の避難所を訪ねた様子を報告し「家族で避難路を実際に歩いてみて」と呼びかけたほか、6年生は実際に自宅周辺からの避難経路を歩き「道幅が広い」「坂が急で上るのがたいへん」「看板や電柱が多く倒れてくるかも」など良い点と悪い点を挙げ、かかった時間などを踏まえて安全な避難路を判定しました。

この後、先月(11月)、校区の住民と合同で行った避難訓練について5、6年生の代表の児童が作文を発表し、自治会の自主防災会の会長が訓練の様子を報告しました。

黒江小学校の木下昌久(きのした・まさひさ)校長は「まずは自分の命を一番に考え、高齢者や小さい子どもにも気を配れる人になってほしい。子どもと地域住民の命を守るために防災教育を続けていきたい」と話していました。