和大教育学部と大阪8市町教委が連携協定(写真付)

2016年12月27日 19時16分 ニュース, 社会

和歌山大学教育学部と、大阪府南部の8つの市と町の教育委員会はきょう(27日)、学生ボランティアの派遣や教育現場の課題の解決に向けて緊密に連携するための協定を結びました。

和歌山大学教育学部によりますと、教員養成課程の入学者のうち和歌山県出身者の割合はおよそ50%で推移しているのに対し、大阪府出身者はここ3年間で1割以上増えて40%近くを占めています。

今回の協定締結はこうした背景を踏まえて、連携の輪を広げようと和歌山大学教育学部が呼びかけたもので、岸和田市や泉佐野市、阪南市など大阪府泉南地区の5つの市と3つの町の教育委員会が連携協定の相手となりました。協定では、教育委員会側が学生の教育ボランティアの受け入れや学校現場の実情などの情報提供に協力する一方、大学側は教育現場の課題を研究することなどが定められています。

きょう午後2時から和歌山市栄谷(さかえだに)の和歌山大学教育学部で行われた調印式では和歌山大学教育学部の永井邦彦(ながい・くにひこ)学部長のほか、大阪府泉南地区の5市3町の教育委員会の教育長らが出席して協定書にサインしました。

協定書に調印する永井学部長

永井学部長は「これからは大阪府南部も含めて『和歌山県』ととらえ、教員の養成や研修を通して貢献していきたい」と挨拶しました。また5市3町を代表して挨拶した貝塚市教育委員会の西敏明(にし・としあき)教育長は「教育現場が様々な問題を抱えている中、まさに時を得た話だと思う。大学の知恵をもらって現場が変革していかなければならない」と話しました。

協定の締結を受けて今後は、学生を長期型のボランティアとして大阪府南部の学校へ派遣する際の連携がスムーズにできるほか、学校のニーズに合わせて大学の教員を派遣し、教職員に直接アドバイスを行ったりするということです。