海南市の春日神社で「松煙墨」使っての書き初め

2017年01月03日 18時57分 ニュース, 社会

海南市大野中(おおのなか)の春日(かすが)神社では、元日ときのう(2日)の2日にわたって、地元の小・中学生が紀州特産の墨「松煙墨(しょうえんずみ)」を使って書き初めを行い、書の上達を祈願しました。

松煙墨は松の木を燃やして出たすすからつくられた墨で、飛鳥時代に中国から日本へ伝わったとされていて、平安時代、後白河法皇(ごしらかわほうおう)が熊野詣(くまのもうで)の途中に立ち寄った海南市藤白(ふじしろ)の宿(しゅく)で、地元の国司(こくし)が松煙墨を献上したと古文書(こもんじょ)に記録が残されています。

書き初め会は、紀州の松煙墨の歴史を現代に伝え、子どもたちの書の上達を祈願しようと、毎年正月に地元の書道団体が主催していて、ことし(2017年)は地元の小・中学生およそ640人あまりが参加しました。

子どもらは、松煙墨をたっぷりつけた毛筆で思い思いの書を半紙にしたため、春日神社に作品を奉納していました。また、硬筆の書き初めもあわせて行われ、幼稚園児も参加し、書き初めに挑んでいました。

奉納された書の中から、文部科学大臣表彰や知事賞、県議会議長賞など優秀作品が選ばれ、今月(1月)10日ごろから春日神社で結果が発表されたあと、すべての作品が、今月(1月)14日から22日まで春日神社の境内に掲示される予定です。