ニホンオオカミ特別展示 県立博物館(写真付)

2017年01月04日 19時21分 ニュース, 政治

世界に4体しかないニホンオオカミの剥製の特別展示がきょう(4日)から海南市船尾(ふのお)の県立自然博物館で始まりました。

ニホンオオカミは1905年(明治38年)に奈良県東吉野村で捕獲されたのを最後に生存が確認されておらず、絶滅したとされていて、本剥製(ほんはくせい)は日本国内の3体を含めて世界に4体しか残されていません。県立自然博物館によりますと、この剥製は、戦後、和歌山大学教育学部の校舎で偶然見つかったもので、県立自然博物館が保管の寄託を受けて2001年から収蔵しています。

展示されている剥製は体長1メートル、高さ73センチで、1904年(明治37年)ごろに奈良県大台山系(おおだいさんけい)で採集されたものとされていますが、詳しい採集場所や採集者などは分かっていないということです。

県立自然博物館の学芸員、岩本二郎(いわもと・じろう)さんは「国内にある剥製の中では最大の大きさで迫力があり、和歌山で見られる貴重な機会なので一人でも多くの人に実物を見てもらいたい」と話していました。

家族で大阪から訪れた中上義春(なかうえ・よしはる)さん69歳は「オオカミの本物の顔を見ていると、この場所にあることが不思議で、もし昔遭遇していたらどうなっていただろうと考えてしまいます」と話していました。

ニホンオオカミの剥製は、きょうから今月(1月)31日まで県立自然博物館の第2展示室で見ることができます。

このほか、博物館の玄関ホールでは、ことしの酉年(とりどし)にちなんだ新春企画展示「干支の植物」も行われていて、「カラスウリ」や「メジロホオズキ」など、県内に生育する野生植物のうち、鳥にちなんだ名前を持つ植物の写真パネルが展示されています。このパネル展示は来月(2月)末までです。

玄関ホールの展示は迎春ムード