第1回「和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム」(写真付)

2017年01月09日 18時50分 ニュース, 社会

生物多様性社会の中で、自然環境と生物の重要性を見つめ直す和歌山県主催のシンポジウムが、きょう(9日)午後、和歌山市の県民文化会館で開かれました。

きょうのシンポジウムのもよう(1月9日・和歌山県民文化会館)

これは、県が展開している生物多様性戦略を多くの県民に啓発しようと、2020年までの5回シリーズで開く「和歌山県の人と自然をつなぐシンポジウム」で、1回目のきょうは「人と自然のつながり」をテーマに講演や研究発表、意見交換が行われました。

講演する岩槻名誉教授

はじめに、植物学者で東京大学の岩槻邦男(いわつき・くにお)名誉教授が生物多様性について講演し「30数億年前に誕生した、たったひとつの生命体は、遺伝子の変質を繰り返し、いまでは認知されているだけで150万から180万種と無数に分化していった。これらはすべてバラバラではなく、何らかの関係性を持つ」と語り、生物の進化の歴史を知る重要性を訴えました。

続いて、和歌山市の県立向陽(こうよう)中学校理科部の生徒が、海南市(かいなんし)孟子(もうこ)の不動谷(ふどうだに)で行った生き物の調査結果を発表したほか、トークセッションも行われ、この中で森林経済学が専門で和歌山大学観光学部の大浦由美(おおうら・ゆみ)教授や、県内の水辺の美しさを写真に収めているフォトグラファーの内山(うちやま)りゅうさんらが、それぞれの活動や体験をもとに、県内の自然と一体となった地域住民の暮らしについて話し合いました。