2016年の企業倒産・過去10年で負債総額最少

2017年01月10日 20時57分 ニュース, 社会, 経済

民間の信用調査機関・東京商工リサーチ和歌山支店によりますと、去年(2016年)1年間に和歌山県内で1000万円以上の負債を抱えて倒産した企業は93件で、負債総額は過去10年間で最も少ない72億6200万円となったほか、件数は前の年より10件増えましたが、過去10年間で2番目に少なくなり、4年連続で100件を下回りました。

産業別では、サービス業が41件と最も多く、次いで建設業が17件などとなりました。

原因別にみると、販売不振が85件と最も多く、運転資金の欠乏が4件、他社倒産の余波が2件などとなっています。

従業員数別では、5人未満の企業が83件と最も多かった一方で、300人以上の企業はゼロとなり、小規模企業主体の倒産が目立ちました。

去年の主な倒産では、3月、和歌山市の自動車販売業が偶発的な原因で破産し、18億4400万円の負債総額となったのが最も多額となりました。

東京商工リサーチ和歌山支店は「県内では、一部の業界で景況感の後退がみられることや、消費者の倹約志向が続いていることなどから、今後も競争力の弱い中小零細企業を中心に淘汰される可能性が高まっている」と見通しを話しています。