玉林園が新工場建設へ 市役所で立地協定の調印式(写真付)

2017年01月13日 19時13分 ニュース, 経済

「グリーンソフト」や「てんかけラーメン」で知られる和歌山市の食品メーカー、「株式会社・玉林園(ぎょくりんえん)」が、生産を増強するため、和歌山市出島(でじま)に新しい工場を建設することになり、きょう(1/13)、和歌山市役所で立地協定の調印式が行われました。

協定書にサインする3人(右から、林社長、尾花市長、岡本部長)

新たな工場は、和歌山県と和歌山市の補助を含めおよそ2億8千万円をかけて、和歌山市出島にある既存の工場近くに建設される予定で、敷地面積およそ800平方メートル、延べ床面積1200平方メートルあまりの工場は、ことし(2017年)5月の操業開始を目指します。

きょう午前10時から和歌山市役所の市長室で行われた調印式には、玉林園の林和宏(はやし・かずひろ)社長と尾花正啓(おばな・まさひろ)市長、それに岡本圭剛(おかもと・よしたけ)県・商工観光労働部長が出席し、それぞれ協定書にサインしました。

調印式で、尾花市長は、「玉林園は160年の歴史がある企業ですが、新商品の開発にも積極的です。新しい工場の建設で、新規雇用にもつながり、地域経済がさらに発展するものと期待しています」と挨拶しました。

 

玉林園は、江戸末期の安政(あんせい)元年・1854年の創業で、高度経済成長期の1958年、世界で初めての、抹茶を使ったソフトクリーム「グリーンソフト」を開発したほか、ラーメンに揚げ玉をトッピングした「てんかけラーメン」も人気商品となっています。

新設される工場では、大手レストランチェーンなどで使う業務用デザートが、主に製造され、玉林園は、2倍の生産量を見込んでいます。

調印式の後、玉林園の林社長は、「2012年に現在の工場を建設して以降、新たな土地を探してきましたが、ようやく新工場の建設にこぎつけました。いまは、取引先からの指示を受けて受注生産していますが、今後は、こちらから新商品を提案していけるよう体制を強化していきたい」と抱負を語りました。

新工場には、従業員の研修施設も設置されるほか、新工場の建設に伴い、3年間で10人の正社員が新たに雇用されることになっています。