紀州鉄道・復旧作業も運転再開のメド立たず

2017年01月23日 19時38分 ニュース, 事件・事故・裁判, 交通, 社会

きのう(22日)午前、走行中の車両が線路を脱輪した、御坊市(ごぼうし)のミニ鉄道・紀州鉄道では、きょう(23日)も現場付近で脱輪した車両の復旧作業を行っているため、始発から運転を見合わせていて、再開のメドは立っていません。

きのう午前10時58分、1両編成の御坊発西御坊(にしごぼう)行きのディーゼルカーが御坊駅を発車し、次の学門(がくもん)駅に向けて走行中、御坊市湯川町小松原(ゆかわちょう・こまつばら)の踏切を過ぎた直後に、運転士が揺れを感じてブレーキをかけたところ、後ろの車輪4つが、線路から脱輪していました。

乗客5人と乗員にケガなどはありませんでしたが、紀州鉄道は事故直後から運転を見合わせていて、一日が経過したきょうも運転見合わせが続いています。

紀州鉄道では、5つの駅すべてに運転見合わせを知らせる張り紙を掲示したほか、定期券を利用する通勤・通学客に対して路線バスに振り替えるよう呼びかけるなど、対応に追われています。

事故を受け、国土交通省の運輸安全委員会は、きのう、鉄道事故調査官2人を現地に派遣し、御坊警察署などとともに事故の原因を調べています。

紀州鉄道では「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。原因の解明とともに、復旧に向け全力を挙げています」と話しています。

紀州鉄道は、御坊市中心部の2・7キロを8分で結んでいて、ケーブルカーなどを除く旅客鉄道としては、千葉県の芝山(しばやま)鉄道に次いで全国2番目に短く、鉄道ファンの間で根強い人気があります。