紀伊風土記の丘で消防訓練・あす「文化財防火デー」(写真付)

2017年01月25日 20時51分 ニュース, 防災

あす(26日)の「文化財防火デー」を前に、きょう(25日)和歌山市の県立紀伊風土記の丘で貴重な文化財を火災から守るための消防訓練が行われました。

1月26日は、1949年に、奈良県にある現存する世界最古の木造建築物・法隆寺で火災が発生し壁画が損傷したことをきっかけに「文化財防火デー」に定められていて、国の特別史跡の「岩橋千塚(いわせせんづか)古墳群」や多数の重要文化財などを保存している紀伊風土記の丘では毎年この時期に訓練を行っています。

きょう午前10時から和歌山市岩橋(いわせ)の紀伊風土記の丘で行われた訓練には、和歌山市消防局の消防士のほか、紀伊風土記の丘の職員でつくる自衛消防隊のメンバーらあわせておよそ50人が参加しました。

訓練は、県指定文化財の「旧小早川家住宅」近くの山林から火が出たという想定で行われ、はじめに、紀伊風土記の丘の自衛消防隊が初期消火にあたるとともに、消防に通報し、持ち運べる文化財を運び出しました。続いて到着した和歌山市消防局の消防士が初期消火で負傷した想定の自衛消防隊員を搬送し、山林に放水して「旧小早川家住宅」への延焼を防ぎました。

文化財を運び出す自衛消防隊

消防が到着・奥が「小早川家住宅」

和歌山市消防局の出口博一(でぐち・ひろかず)局長は「郷土の大切な文化財を守るため、訓練をきっかけに、自主防火組織の初期消火や通報、避難の役割を再認識してもらい、市民にも、たばこは指定された場所で吸うなどの防火のマナーを啓発したい」と話していました。また、紀伊風土記の丘の米田良博(よねだ・よしひろ)副館長は「災害から、国の宝物である文化財と来館者の命を守ることを責務と考えて、引き続き、自主防火体制を充実させていきたい」と話していました。

文化財のそばには「たき火・たばこ禁止」の看板が。