那賀高校演劇部・小学生に宮沢賢治「やまなし」の世界を朗読(写真付)

2017年01月30日 22時42分 ニュース, 社会

岩出市(いわでし)にある県立那賀(なが)高校・演劇部の生徒が、市内の小学校を巡回して、児童らに宮沢賢治(みやざわ・けんじ)の短編童話「やまなし」の朗読劇を披露するボランティア活動を繰り広げています。

朗読劇「やまなし」を演じる那賀高校演劇部員ら(1月30日・岩出市立山崎小)

この活動は、那賀高校の教育目標のひとつである地域貢献を具現化する教育活動の一環として、今年度(2016年度)初めて企画されたもので、今月(1月)10日から31日にかけて、岩出市内の小学校6校を巡回し、セットや衣装を用意して簡単な舞台をつくり、教科書に載っている「やまなし」の世界を児童らに朗読で披露しています。

きょう(30日)は、岩出市立山崎(やまさき)小学校の体育館で、演劇部員らが6年生およそ120人を前に、主人公の蟹(かに)の親子が、水の底から見える魚や鳥、やまなしの果実の模様を情感を込めて演じました。

6年の男子児童は「教科書で読んだ内容がわかりやすくなった。これをきっかけに、本をもっと深く読んでみたい」と感想を話していました。

那賀高校演劇部2年の米田有咲(よねだ・ありさ)さんは「宮沢賢治の抽象的な文章をどのように表現するか苦労しました。子どもたちを前に演じる機会は少ないので、このような活動の幅をもっと拡げたい」と話していました。

また、演劇部顧問の松並郁男(まつなみ・いくお)教諭は「地域貢献や演劇部の生徒の新たなやる気にもつながる」と意義を語っていました。