児童虐待の家庭に立ち入り訓練(写真付)

2017年01月30日 22時43分 ニュース, 事件・事故・裁判, 社会

児童虐待が疑われる家庭を想定し、立ち入り調査などを行う訓練がきょう(30日)和歌山市で行われました。

きょう午後2時から、和歌山市木ノ本(きのもと)にある和歌山県警察学校の模擬家屋で行われた訓練には、県の児童相談所や、県内9つの市や町の職員、それに県警・少年課の警察官らあわせておよそ60人が参加しました。

訓練は、「入院が必要なけがをしている生後3か月の乳児の両親と音信不通になった」「7歳の男子児童が小学校を休んでおり、自宅から怒鳴り声や泣き声が聞こえる」という通報が、児童相談所に寄せられたという想定で行われました。

訓練では、児童相談所の職員がドア越しに接触を試みますが拒否されたため、裁判所からの令状を提示した上でドアチェーンを壊し、援助要請を受けた警察官を伴って自宅に立ち入りました。両親役の警察官が迫真の演技で抵抗する中、職員が子どもを保護し、不服請求の手続きや面会について説明しました。

児童相談所の職員らが立ち入り

訓練で両親への説得にあたった児童相談所の女性職員は「保護者にいかに落ち着いて話を聞いてもらえるかを意識しました。警察との訓練を今後の立ち入り調査などに生かしたい」と話していました。

県警少年課によりますと、去年(2016年)県内で警察が児童相談所に通告を行った児童虐待はあわせて130件、のべ235人の18歳以下の子どもについてで、前の年より48件、のべ125人増えましたが、これについて川本恭資(かわもと・やすし)次席は「世間の関心が高まって、些細な異変にも気づくようになったほか、警察と児童相談所の連携が取れてきた結果なのでは」と分析していました。