デンマーク文化相一行がクヌッセン機関長に献花(写真付)

2017年02月10日 20時31分 ニュース, 社会

60年前の2月10日、嵐の海で救助活動中に命を落とした、デンマークの故・ヨハネス・クヌッセン機関長を慰霊する「献花(けんか)の集い」が、きょう午前、美浜町(みはまちょう)の「日の岬(ひのみさき)パーク」で行われ、デンマーク王国のメテ・ボク文化大臣一行が慰霊碑に花を捧げました。

クヌッセン機関長の胸像に献花するメテ・ボク文化相(右端)ら(2月10日・美浜町三尾)

クヌッセン機関長の遺影

献花の集いは、1957年2月10日、日ノ御碕(ひのみさき)沖で、神戸に向かっていたデンマークの貨物船が、嵐の海で火災を起こした徳島の船を見つけ、救助活動を行う中、転落した日本人の船長を助けようと海に飛び込み、救出まであと一歩のところで命を落としたクヌッセン機関長を慰霊するもので、毎年、命日の2月10日に地元の有志でつくる遺徳顕彰会の主催で続けられています。

献花する森下美浜町長(右)と松本日高町長(左)

ことし(2017年)は、クヌッセン機関長の生誕100年と没後60年に加え、日本とデンマークの外交関係樹立150年の節目にあたることから、デンマーク王国からメテ・ボク文化大臣一行が出席し、美浜町の森下誠史(もりした・まさふみ)町長や日高町(ひだかちょう)の松本秀司(まつもと・しゅうじ)町長、それに日本の伊藤忠彦(いとう・ただひこ)環境副大臣らとともに、日の岬パークの「クヌッセンの丘」にある機関長の胸像前に花を捧げ追悼しました。

献花を終えたメテ・ボク文化大臣は「クヌッセン機関長の故郷から遠く離れた和歌山でいまも忘れずにいてくれることに、深い感銘を受けました」とあいさつし、和歌山の人々にお礼を述べました。

児童らに歓迎されるメテ・ボク文化相(2月10日・美浜町役場)

集いを前に、メテ・ボク大臣ら一行は、美浜町役場でデンマーク国旗の小旗を持った小学生や町民から歓迎を受けたほか、午後には御坊市(ごぼうし)の県立日高高校や広川町(ひろがわちょう)の「稲むらの火の館」を訪れて、生徒らと交流を深めたり、津波防災について学んだりしました。